2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アユ釣り最盛期へ

那珂川のアユ釣りが最盛期を迎えつつある。栃木県大田原市黒羽の那珂橋を挟んだ上下流では、早朝から連日多くの釣り人が訪れ、思い思いに清流に竿を投入している。 今年は、昨春の東電福島第一原発の過酷事故で、環境中に放出された放射性物質の影響でアユの…

聖泉と双幅の江戸彼岸

かつての「聖泉」は、里山の中腹に人知れず朽ちた姿を残していた―。 日光開山で知られる勝道上人の産湯を汲んだとされる沢伝いの泉の跡。草むした急斜面の山腹に二坪ほどの陥没のような跡がみられ、その右上には史実を記す碑がひっそりと立っている。 「(栃…

Rock star of Kids

I don't think about anything. Ashima はいつも無心で岩を登っていく。すでにプロレベルの記録を持つこの11歳の少女は、バランス、敏捷性にすぐれ、すべてが正確ですべてが計算されている、とプロのクライマーも絶賛。ボルダリング界の誰もがその才能と技を…

務台理作と再び出会う

ある日、ふらっと入った新古書店で務台理作『哲学十話』(講談社学術文庫)を見つけた。が、その時は他に目ぼしい本がなかったので、一冊だけ買うのも何だから買うのを見送った。なにせ105円の廉価本。一冊だけ買うというのも気が引けたわけだ。 それからど…

koujinのつぶやき その1

ヒトは、齢を重ねるごとに自然に即した生き方に戻っていくんじゃないか、との思いがある。 里山の景観を眺めたり、動植物を写真に収めたり、身近な自然をフィールド・ワークすることで心身が癒される。ヒトもやはり自然生態系の中で生かされている存在なんだ…

キジバトのヒナが孵る

5月下旬、里山の麓のナシ畑でキジバトのヒナが孵った。 ナシの木に巣がかかっているのを発見し、親鳥の留守を見計らって中を覗くと、ニワトリの卵よりひとまわりぐらい小さい真っ白な卵が2個産み落とされていた。翌日の朝、なんと卵からヒナが孵っていた。体…

谷津田の周りの自然

低湿地にある田んぼを谷津田(やつだ)という。山腹などの傾斜地に階段状に設けた水田や台地に挟まれた細長い谷にある水田なので谷地田(やちだ)、棚田などともいわれるようだ。こうした谷津田はいずれも面積が小さいので機械による耕作が難しく、耕作放棄…

半蔵山・羽黒山・男抱山を歩く

先月の13日(日)、栃木県宇都宮市の北西部に位置する半蔵山(502.1m)・羽黒山(493m)・男抱山(338m)を歩いた。半蔵、羽黒の両山の頂上はスギ・ヒノキ人工林や広葉樹が生い茂り、ほとんど展望が利かない。それに引き換え、男抱山は登山口から30分もあれ…