koujinのつぶやき その1

 ヒトは、齢を重ねるごとに自然に即した生き方に戻っていくんじゃないか、との思いがある。

 里山の景観を眺めたり、動植物を写真に収めたり、身近な自然をフィールド・ワークすることで心身が癒される。ヒトもやはり自然生態系の中で生かされている存在なんだなぁ〜と、しみじみと思いを巡らす今日この頃だ。

 もちろん、都市のエネルギーや物質的な豊かさ、文化的な雰囲気も好きだが、最近ではたまに美味しいものを食べに出かけた時などに触れる程度。足るを知るというか、物質的な豊かさに憧れることはなくなりつつある。

 しかし、人生を楽しむためにはいろいろなモノが要ることは確かだ。が、私たちはこのようなモノを手に入れるために力を注ぎすぎて「お金の関係しない関係」を急激に弱めてしまったのではないか。

 いろいろなモノに囲まれて暮らしていても心は満たされず、時に刹那的でさえある。ヒトとして最も大切な心の接触がどんどん貧しくなっているように思えてならない。

 物質的な豊かさを追い求めるのはもうそこそこにして、心の豊かさを大切にし、健康で充実した生活を心がけていきたいと思う。いわゆるスローライフにシフトして森羅万象をゆっくりと体と心で味わっていきたい。

 精神的な充足感は生き甲斐にもつながっていく。逆説的なようだがシンプルな生活の中にこそ本来のヒトとしての豊かさがあるのだと思う。

 そんな思いを共有しながら、セカンド・ステージを共に歩んでいってもいいかな、という心やさしいネイチャー志向の同士を求めたい。でも、これがなかなか難しい…。