不正が正式に確定

新聞各紙は1月6日、理化学研究所は、小保方さんがSTAP論文の不正を認定した先の調査委員会の報告書に対して、期限までに不服申し立てがなく、STAP論文問題不正が確定したと一斉に報道した。

理研は、近く懲戒委員会を開いて小保方さんらの処分を検討するが、すでに小保方さんは理研を退職しており、単なる確認にとどまることになる。

小保方さんは、「STAP細胞」を難病治療につながる基礎研究と位置づけていたはずではなかったのか。それがどうしてこんな結果になってしまったのか。

マスコミ各紙にはSTAP問題の真相をとことん解明してもらいたい。理研もこれで幕引きではなく、なぜこんなスキャンダラスな研究不正が起きてしまったのか明らかにしてほしい。他人事ではないのだ。

今回の問題は、難病を抱える人たちに希望を与える再生医療につながる分野だけに、関係者らの落胆は大きい。